ご縁を結ぶ、年の瀬のご挨拶
- thank you 2022 -
STITCH ISSUE # 2
12月の光と音が街に溢れる。この季節の夕暮れは早く、日没に気を配ることもままならないまま、日々が過ぎていく。今年2022年の冬至の日没は、東京で16時32分、札幌では16時3分、那覇では17時43分。地球の自転の速度は季節ごとに変わらないはずなのに、年の瀬に感じる時間の速さは一体なんだろう。(子どもたちになぜと聞かれても答えられない質問のひとつだ。いや、彼らは、このスピードを感じないのだろうか?)
EPONASの「しめ縄飾り」
クリスマスを過ぎると日本では迎春の準備にとりかかり、お正月飾りを取り付けて玄関先の雰囲気が大きく変わる。今年、EPONASではオリジナルのしめ縄飾りを作った。その名も「Soelさん コラボ New Year Shimenawa /しめ縄」。
思い切ってアルファベット表記にした理由は、日本に暮らすさまざまな国の方にも、この日本文化に触れてほしいというちょっとした想いがあったから。いつもEPONASのプリザーブドフワラーブーケでお世話になっているフラワーアーティストSoel さんに制作を依頼した。 お正月を祝う飾りものとして、皆さまの新年にたくさんのご縁があるようにと心を込めた、円を結ぶしめ縄飾り。伝統の形でありながら現代の暮らしに溶け込むような新しさも加えて、花材はタイサンボク、南京ハゼ、のばらの実、松、花オクラ、ブラックベリー、ペッパーベリーなどを添えている。Soel さんが丁寧に作るドライフラワーとプリザーブドフラワーのアレンジメントが、華やかさと上品さを兼ね揃えた仕上がりになり、一点ごとの個性が楽しめることも嬉しいポイントだ。現代的なお正月飾りを探している方にも喜んでいただけるのではないだろうか。数量限定となってしまうものの、皆さまへの感謝の気持ちを込めた特別なアイテムだ。
【完売御礼】Soelさん コラボ New Year Shimenawa /しめ縄
家族写真から積読まで
年末から年始にかけての過ごし方も、この数年で多様になった。 変わらないのは、大切な人と過ごすこと。地元に帰って友達と再会したり、家族や親戚が集まり温かい食べ物を囲んで近況を話し合ったり、子どもたちの成長の様子に目をやる。世界の変化は想像を超えることもあり、人々も歳をとっていくけれど、大切な人と会う時間の楽しさは変わらないもの。この機会に家族写真を撮るというのも良いかもしれない。久しぶりに家族が集まると、父母や親戚に向けて最新のデバイスやアプリの使い方講習会がはじまることもあり、これも時代を感じる光景だ。
家族と会うタイミングを少しずらして、ひとり静かに過ごす人もいるだろう。大掃除の途中で積読 : Tsundokuしていた本を手にとって、好きな音楽と一緒に本の世界に旅立つ。これも大事なエネルギーの充電時間。キラキラと賑やかな場所に集まってカウントダウンイベントを楽しむ人、予定を入れずにこの時期ならではの静謐さを楽しむ人、自分にとって大切な時間を過ごすことが来年への元気につながる。 皆さんはどんな風に過ごすだろう? 素敵な時間になりますように。
長かった一年が終わろうとしている。無事に一年を終えるその感覚は、一日が終わる夕暮れ時と同じように、人を安堵させる。その一拍があることで、また新しい日の始まりに力を出せる。
私たちEPONASの2022年は、多くのお客さまとの出会いにより生き生きとしたものになった。最後に商品製造から出荷に至るまで、EPONASを支えてくれる全ての方々に、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたい。
皆さま、どうか良い新年をお迎えください。